「Loot Table (ドロップ表)」の使い方/JSONの書き方を徹底解説。各種設定項目を網羅!

LootTable(ドロップ表)完全ガイド

バージョン1.9では、配布ワールド制作などに便利な「Loot table」という新システムが追加されました。「ルートテーブル」と呼ばれるファイルをワールドに同梱して、ダンジョンの宝箱の中身やMobのドロップアイテムを自分好みに置き換えられるんです。

この記事ではLoot table(ドロップ表)の使い方からJSONの書き方まで詳細に解説します。「運効果を持っていればこのアイテムが出やすい」「スコアボードの値に応じてアイテムを出す」「燃やして死んだらアイテムのNBTタグを変える」「アイテムにランダムで指定したエンチャントを付ける」など、様々な「function」と「condition(条件)」の使い方を解説しています。配布ワールド制作の幅がますます広がりますね!

[4/28追記] 1.13仕様に更新しました。1.12以前ではこの方式は使えないので注意してください。

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目次


「Loot table(ドロップ表)」の仕組みと一覧、チェストやMobに設定する方法

不思議なsetblockコマンドとsummonコマンドを使ってみよう

皆さん、突然ですが以下のコマンドを実行してみてください。

謎のsetblockコマンド (もちろん1.9以上用)
/setblock ~ ~1 ~ minecraft:chest 0 replace {LootTable:"minecraft:entities/witch"}
setblockコマンドでチェストを設置してみよう

するとチェストが設置されたはずです。中身を見てみるとあれ、グロウストーンや火薬? (中身が無い場合は何度か実行して下さい) これってどこかで見覚えのあるアイテムの組み合わせですよね。そう、魔女のドロップアイテムです。一体何故こんな所に勝手に出現したんでしょう。


もう1つコマンドを実行してみましょう。次はsummonコマンドです。

謎のsummonコマンド (もちろん1.9以上用)
/summon Creeper ~ ~1 ~ {DeathLootTable:"minecraft:chests/nether_bridge"}
クリーパーのドロップアイテムが...

上記コマンドで召喚されるクリーパーを倒すと、こんな豪華なアイテムがドロップされます。あれ、これもどこかで見覚えが... そう、ネザー砦(ネザー要塞)のチェストに入ってるアイテム達です。どうしてクリーパーからそんな宝物が...?


1.9で実装された「Loot table(ドロップ表)」とは。仕組みを解説

不思議なsetblockコマンドとsummonコマンド。あの2つは、バージョン1.9で追加された新システム「Loot table」を活用したものなんです。一体Loot tableとはどんな機能なんでしょうか。

LootTableの仕組み
(▲クリックで大きく表示します。)

バージョン1.9から、各種ダンジョンの宝箱の中身、Mobのドロップアイテム、釣りで出てくるアイテムの種類や確率などのデータは、「Loot table」とよばれるファイルに格納されるようになりました。この「Loot table(ドロップ表)」は、チェストやチェスト付きトロッコなどを設置したり、Mobを召喚したりする際にNBTタグで指定することで呼び出せます。

さらに各種ルートテーブルはフォルダーで分類されていて、「minecraft」の中に「chests」「entities」「gameplay」の分類があり、その中にルートテーブルのデータが記述されたjsonファイルが入っているんです。先程の"不思議なコマンド"では、「minecraft:entities/witch」と書くことでウィッチの、「minecraft:chests/nether_bridge」と書くことでネザー要塞のチェストのデータを呼び出していたわけです。


バニラで用意されているルートテーブル(ドロップ表)一覧

バニラで用意されているLoot table一覧
ドロップ表の種類
(クリックでWikiのアイテム一覧に飛びます)
呼び出す際の書き方
廃坑のチェストminecraft:chests/abandoned_mineshaft
砂漠の寺院(ピラミッド)のチェストminecraft:chests/desert_pyramid
エンドシティのチェストminecraft:chests/end_city_treasure
イグルーの地下のチェストminecraft:chests/igloo_chest
ジャングルの寺院のチェストminecraft:chests/jungle_temple
ネザー要塞のチェストminecraft:chests/nether_bridge
スポーン部屋(ダンジョン)のチェストminecraft:chests/simple_dungeon
ワールド新規作成時の
ボーナスチェスト
minecraft:chests/spawn_bonus_chest
要塞の通路のチェストminecraft:chests/stronghold_corridor
要塞の倉庫のチェストminecraft:chests/stronghold_crossing
要塞の図書館のチェストminecraft:chests/stronghold_library
村の鍛冶屋のチェストminecraft:chests/village_blacksmith
羊 (羊毛以外のドロップアイテム)minecraft:entities/sheep
黒の羊 (羊毛以外のアイテムも含む)minecraft:entities/sheep/black
青の羊 (〃)minecraft:entities/sheep/blue
茶色の羊 (〃)minecraft:entities/sheep/brown
シアン色の羊 (〃)minecraft:entities/sheep/cyan
灰色の羊 (〃)minecraft:entities/sheep/gray
緑色の羊 (〃)minecraft:entities/sheep/green
水色の羊 (〃)minecraft:entities/sheep/light_blue
ライム色の羊 (〃)minecraft:entities/sheep/lime
マゼンタ色の羊 (〃)minecraft:entities/sheep/magenta
オレンジ色の羊 (〃)minecraft:entities/sheep/orange
ピンク色の羊 (〃)minecraft:entities/sheep/pink
紫色の羊 (〃)minecraft:entities/sheep/purple
赤色の羊 (〃)minecraft:entities/sheep/red
銀色の羊 (〃)minecraft:entities/sheep/silver
白色の羊 (〃)minecraft:entities/sheep/white
黄色の羊 (〃)minecraft:entities/sheep/yellow
コウモリminecraft:entities/bat
ブレイズminecraft:entities/blaze
洞窟グモminecraft:entities/cave_spider
ニワトリminecraft:entities/chicken
クリーパーminecraft:entities/creeper
エルダーガーディアンminecraft:entities/elder_guardian
エンダーマンminecraft:entities/enderman
エンダーマイトminecraft:entities/endermite
ガストminecraft:entities/ghast
ジャイアント(巨大ゾンビ)minecraft:entities/giant
ガーディアンminecraft:entities/guardian
ウマminecraft:entities/horse
アイアンゴーレムminecraft:entities/iron_golem
マグマキューブminecraft:entities/magma_cube
ムーシュルーム(キノコ牛)minecraft:entities/mushroom_cow
ヤマネコ(オセロット)minecraft:entities/ocelot
ブタminecraft:entities/pig
ウサギminecraft:entities/rabbit
シュルカーminecraft:entities/shulker
シルバーフィッシュminecraft:entities/silverfish
スケルトンminecraft:entities/skeleton
スケルトン馬minecraft:entities/skeleton_horse
スライムminecraft:entities/slime
スノーゴーレムminecraft:entities/snowman
クモminecraft:entities/spider
イカminecraft:entities/squid
ウィッチ(魔女)minecraft:entities/witch
オオカミminecraft:entities/wolf
ゾンビminecraft:entities/zombie
ゾンビ馬minecraft:entities/zombie_horse
ゾンビピッグマンminecraft:entities/zombie_pigman
釣れるアイテム全体minecraft:gameplay/fishing
釣れる魚minecraft:gameplay/fishing/fish
釣れるゴミminecraft:gameplay/fishing/junk
釣れるお宝minecraft:gameplay/fishing/treasure
空っぽminecraft:empty

チェストなどの中身、MobのドロップアイテムとしてLoot tableを呼び出すコマンド

チェスト、ホッパー、トロッコなどにLoot tableを設定するコマンド

チェストやトロッコ類にloottableを設定するコマンド
新しく設置する場合
チェスト/トラップチェスト/ホッパーの場合:
/setblock ~ ~1 ~ ブロックID 0 replace {LootTable:"minecraft:フォルダ/ファイル名"}
▲「ブロックID」にはminecraft:chest か minecraft:trapped_chest か minecraft:hopper、さらに1.9.1以降はminecraft:dispenser か minecraft:dropperが入ります

チェスト付きトロッコ/ホッパー付きトロッコの場合:
/summon エンティティID ~ ~ ~ {LootTable:"minecraft:フォルダ名/ファイル名"}
▲「エンティティID」には MinecartChest か MinecartHopper が入ります
既に設置してあるブロックやトロッコに設定する場合
チェスト/トラップチェスト/ホッパーの場合:
/blockdata ~ ~1 ~ {LootTable:"minecraft:フォルダ/ファイル名"}
▲「ブロックID」にはminecraft:chest か minecraft:trapped_chest か minecraft:hopper、さらに1.9.1以降はminecraft:dispenser か minecraft:dropperが入ります

チェスト付きトロッコ/ホッパー付きトロッコの場合:
/entitydata @e[type=エンティティID,c=1] {LootTable:"minecraft:フォルダ名/ファイル名"}
▲「エンティティID」には MinecartChest か MinecartHopper が入ります
上記コマンドでは「c=1」なので最寄りの1個のトロッコのみが対象になります

こちらがチェストやホッパー、トロッコ達にLoot tableを設定した状態で召喚する/後から設定するコマンドです。トロッコはチェストやホッパーと違ってエンティティなのでコマンドの書き方が違います。

例: 釣りで釣れるゴミが入ったホッパーを設置
/setblock ~ ~1 ~ minecraft:hopper 0 replace {LootTable:"minecraft:gameplay/fishing/junk"}
設置しただけでは中身は入っていない

チェスト等にルートテーブルを設定した際の注意点として、「設置/設定しただけでは中身は決定されない」点があります。/blockdata ~ ~-1 ~ {:}で調査しても中身は分かりません。初めて開いて中身を見た時や、コンパレーターを隣に設置した際に中身が決定されます。つまり、設置/設定時に「運」効果がなくても、初めて開く時に「運」を持っていれば豪華な中身になるわけです。


MobのドロップアイテムとしてLoot tableを設定するコマンド


MobにLootTableを設定するコマンド
新しく召喚する場合
/summon エンティティID ~ ~1 ~ {DeathLootTable:"minecraft:フォルダ/ファイル名"}
▲「エンティティID」はこちらのページを参照して入力して下さい
既に召喚してあるMobに設定する場合
/entitydata @e[type=エンティティID,c=1] {DeathLootTable:"minecraft:フォルダ名/ファイル名"}
▲「エンティティID」はこちらのページを参照して入力して下さい
上記コマンドでは「c=1」なので最寄りの1体のMobのみが対象になります

MobのドロップアイテムとしてLoot tableを設定する際は、DeathLootTable」タグを使います。

例: ボーナスチェストのアイテムを落とすゾンビを召喚
/summon Zombie ~ ~1 ~ {DeathLootTable:"minecraft:chests/spawn_bonus_chest"}

セーブデータにLoot tableを同梱して、バニラのものを置き換えたり追加したりできる

既存のルートテーブルを置き換えよう

そしてこの「Loot table」は、セーブデータの中に同梱することもできるんです。ワールドのフォルダの「data」内に「loot_tables」というフォルダを作成し、そこに後述する書き方でJSONファイルを書いて設置すれば、そのワールドの各種宝箱やドロップアイテム、釣りのアイテムが思い通りに! 面白いシステムでしょ。自分でルートテーブル(ドロップ表)を作成する方法は2ページ目で解説します。


次のページでは、loot tableを作成する手順と各種設定項目を解説します。 >>
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