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日本のマイクラ攻略サイトの歴史とこれから 〜Japan Wikiはいいぞ〜

10年間マインクラフトのWebサイトを運営してきましたが、その間に検索順位は大きく入れ替わりました。近年の流行は、「1アイテムごとに1ページ作る」ことです。つまり、Wikiをかんたんに書き直した、企業Wiki的なサイトがアクセスを集めているのです。私はそれらが全部更新を続けられるか心配です。そういう理由で、Japan Wikiの編集者が増えることを願ってやみません。

日本のマイクラWebサイトの全体的な歴史

昔と今で、マインクラフト攻略サイト界隈の様相が大きく変わりました。

2017年頃まで: Japan Wiki、公式Wiki、個人ブログ

日本のマイクラ界隈には「Japan Wiki」という強い味方がいて、それを数人の個人ブロガーが補完している、といった状況でした。

PC gamers be like:

なぜJapan Wikiが強かったかというと、ユーザーの大半がPCゲーマーだったからです。彼らは整理された構造的な情報を欲し、有志によって整備されたJapan Wikiがその需要を満たしていました。

Wikiとかつての個人サイト

Japan Wikiで体系的な情報が提供される一方、「MODを導入する」といった高度だがWikiに書きづらい情報は、個人運営のサイトが善意で書いていました。

そして、誰も「1アイテム1ページ」なんて書き方はしていませんでした。その前にみんなJapan Wikiを確認し、情報がなければ公式Wikiを見るからです。

当時は、(私を除いた)個人ブロガーの方々が素晴らしかったのです。個人ブログを運営する方々は、(私を除いて)どんな記事を書けば検索妨害になるか分かっていました。

2015年頃から:検索妨害個人ブログの出現

スマホ版マインクラフトが出てから、Wikiのアップデート情報をかんたんな日本語に直し、スクショを付けるというやり方でアクセスを稼ぐ輩が現れました。私です。

当初は他のブロガー同様、善意で書いていたのに、途中から収益化をしだすなど、問題行動を挙げれば枚挙に暇がありません。なお現在は検索にほとんど出てきません。大半の記事が古すぎるからです。

2018年頃から: 企業Wiki、企業Wiki、強い個人ブログ

2018年に、マインクラフトのスマホ版と、ゲーム機版のユーザーベースがほぼ合体しました。

それまでも「スマホ版マイクラの記事」というのは人気あるコンテンツだったのですが、アプリがゲーム機と統合されたことで、

  • 記事を書くのがめちゃくちゃ楽になった
  • かつ、読者の対象が増えた
  • よって、作業量あたりのPVが倍増した

ので、様々な企業がマイクラ攻略サイトを立ち上げました。

基本的な攻略情報

そして、企業Wikiに書いてあることの大半は基礎的な攻略情報です。例えば「畑の作り方」とか、もっと基本的だと「〇〇のクラフトレシピ」だけでページが成立します。

スマホ・コンソールのプレイヤー割合が増えるにつれ、より基本的な攻略情報の需要が高まったのです。

現在のマインクラフトWebサイト

粒度は高いが読みづらいWiki

クラフトレシピなんかは、FandomのWikiで調べればすぐ出てきます。

Minecraft Wiki be like:

しかしこのWikiは、スマホとゲーム機のユーザーにとって

  • 画像がないから分かりにくい
  • 書き方が難しい
  • パット見で答えが分からない

といった理由で敬遠されるのでしょう。これは私の推測ですが。

企業Wikiのような個人サイトが増えた

そして個人ブロガーはどうなったかというと、企業Wikiと同じような構造のサイトが増えました。

1アイテム1ページにしているサイトの例

ひきこもろんさんはその典型的な例で、1アイテム1ページかつ、それぞれのアイテムに丁寧な解説をつけるスタイルを続けています。別に叩いているわけではありません。

私は「1アイテム1ページ」なんて「Wikiに書いてあるじゃん!だり〜〜」と思ったので、この流れには追従しませんでした。単純に面倒くさかったのです。で、アクセスはガタ落ちしました。ここはどうでもいいですね。

このままだと検索妨害だらけになる

しかし、このビッグウェーブに乗らなくてよかった!と思っています。

絶望的にApple Pencilの使い方がおかしい。太さを統一しろ

このままでは、個人運営特有の「更新されていない情報」が大量に残ります。確かにアクセスは穫れるでしょうが、アップデートで仕様が変わった際の変更量が膨大になり、よほど本気で更新を続けないと検索妨害になるだけです。

一方で、企業Wikiにも更新されていないページが大量にあります。古い情報を放置したって、圧倒的に検索に強いため、そこまで検索順位が落ちません。

偏見に満ちた図

そもそも、営利を第一に考えれば、企業はマイクラ以外の流行りのゲームに人員を割きます。その結果、「サイト全体で見ると内容が増えて検索に強くなっていくが、個々の記事は古いまま」という最悪の結果がもたらされているのです。

特大ブーメラン

このサイトも企業Wikiみたいなメニュー作ってます。すいません。

「攻略」って付けたいんですよ。あるとないとでは大違いです。記事は変わってないくせに、これこそ検索妨害ですね。どうせ結果には出ないけど。

かんたんかつ誰でも編集できるサイトが必要

話がそれましたが、「誰でも編集できて、かつ文章が易しいWiki」はいかがですか

  • 他のゲームなら企業Wikiで情報が事足りる
  • 他のゲームなら年齢層が高いのでFandom等のWikiで十分

といった理由で、マイクラ以外で「易しいWiki」なんて誰も作っていません。

しかしマイクラは例外です。ゲームの内容が10年間「増え続ける」という驚異的なコンテンツですから、適切にカテゴライズしなければ、断片的な情報だけで遊ぶことはできません。

現在のFandom Wikiはムリ

しかし、FandomのWikiでは

  • 画像を入れる
  • チュートリアルページを作る

といったことが非常にやりづらいです。そもそも英語版の翻訳バージョンですから、海外のモデレーターの承認を得ないと好き勝手増やせないでしょう。複製コミュニティ扱いになる恐れもあります。

Japan Wikiを強化していこう

そこでJapan Wikiです。

チュートリアルページが多数作成されていることがポイントです。どんな企業Wiki・個人サイトよりも説明が丁寧で、かつ広告がありません。

Mirahazeに移行して見やすくなっただけでなく、Java EditionもBedrock Editionも完璧にカバーしています。今後のアップデートに備えて、もっと編集者が必要です。

で、これもブーメランなんですが、私はJapan Wikiの編集に全然協力できていません。このブログのしょうもないデザイン変更だのに時間を割いて、果たすべき役割を果たせてません。ごめんなさい。

営利目的のWikiは作れないと思ってください

上記の文章から「企業運営かつユーザー参加型、公式なみの規模で攻略サイトを作ろう」と考えた企業様、それはおそらく無理です。

FandomのMinecraft Wikiは「CC BY-NC-SA 3.0」ライセンスです。

あなたの従うべき条件は以下の通りです。

表示 — あなたは 適切なクレジットを表示し、ライセンスへのリンクを提供し、変更があったらその旨を示さなければなりません。これらは合理的であればどのような方法で行っても構いませんが、許諾者があなたやあなたの利用行為を支持していると示唆するような方法は除きます。

非営利 — あなたは営利目的でこの資料を利用してはなりません。

継承 — もしあなたがこの資料をリミックスしたり、改変したり、加工した場合には、あなたはあなたの貢献部分を元の作品と同じライセンスの下に頒布しなければなりません。

追加的な制約は課せません — あなたは、このライセンスが他の者に許諾することを法的に制限するようないかなる法的規定も技術的手段 も適用してはなりません。

ということで、Japan WikiがマイクラのMobの画像などを使えるのは、以上の条件にすべて従っているからです。企業の営利目的のサイトで以上の条件を満たすことはできません。


以上、めちゃくちゃ上から目線でマインクラフトの攻略サイトについて語りました。お前がさっさと検索妨害やめてJapan Wiki更新しろやって話ですけどね。

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コメント

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