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統合版(BE)の全コマンドの使い方・構文・使用例一覧 [Switch対応]【Minecraft】

UPDATE :

NintendoSwitchについに配信された、統合版「Minecraft」(Bedrock版)。バージョン1.4時点で使える、全てのコマンドの構文と使い方と使用例を一覧にしてまとめました。ぜひブックマークしてお使いください。


scoreboardコマンドの解説を追記

この記事は統合版の「Minecraft」向けに書いたものです

この記事で解説するコマンドは、スマホ・タブレット・Windows10・XboxOne・NintendoSwitchで配信中の新しい「Minecraft」で使えるものです。統合版「Minecraft」とPC/Mac向けの「Java Edition(旧PC版)」は全く別のものですから、以下で解説するコマンドは、Java版とコマンドの構文や仕様が異なる部分がありますのでご注意ください。

公式英語Wikiのコマンド一覧をBE向けに日本語で書き直しました

勘のいいクラフターの方ならお気づきでしょうが、この記事は英語版公式Wikiの「Commands」のページをBE向けに翻訳して組み立て直したものです。使用例など、BEで使えない内容は全てBE向けに書き直しました。

公式Wikiの編集者の方々には感謝しても感謝しきれません。素晴らしいドキュメントをありがとうございます。

「エンティティ」「相対座標」「データ値」といった用語の解説はこちら

この記事の解説には、「エンティティ」「相対座標」「データ値」といった、コマンドを使う上で知らないと困る用語が沢山登場します。

タイトル

そういったコマンド用語の図付きの解説を別記事にまとめていますので、是非お読み下さい。

Bedrock版のコマンド一覧表

公式Wikiの表を元に、統合版(Bedrock版)で使えるコマンドだけを抜粋した表を作りました。

Bedrock版で使えるコマンド一覧表
(※msgやwなど、同じ機能で名前だけ違うコマンドは1つの節にまとめて解説する。)
コマンド 概要 OP権限 コマブロで実行 影響する対象
ブロック エンティティ プレイヤー ワールド
/alwaysday 昼夜サイクル停止状態の有効・無効を切り替える 権限必要 実行可能 ワールド
/clear プレイヤーのインベントリからアイテムを消去する 権限必要 実行可能 プレイヤー
/clone 複数のブロックをコピー・移動する 権限必要 実行可能 ブロック
/connect /wsserver の代替
/daylock /alwaysday の代替
/deop プレイヤーのオペレーター権限を取り消す 権限必要 実行不可 プレイヤー
/difficulty 難易度を設定する 権限必要 実行可能 ワールド
/effect ステータス効果を追加・消去する 権限必要 実行可能 エンティティ プレイヤー
/enchant プレイヤーのアイテムにエンチャントを追加する 権限必要 実行可能 プレイヤー
/execute 他のコマンドを実行する 権限必要 実行可能
/fill 指定したブロックで領域の全てまたは一部を埋める 権限必要 実行可能 ブロック
/gamemode プレイヤーのゲームモードを設定する 権限必要 実行可能 プレイヤー
/gamerule ゲームルールを設定する 権限必要 実行可能 ワールド
/give プレイヤーにアイテムを与える 権限必要 実行可能 プレイヤー
/help コマンドのヘルプを表示する 権限不要 実行可能
/kill エンティティ(プレイヤー、Mobなど)をキルする 権限必要 実行可能 エンティティ プレイヤー
/list ワールド内のプレイヤー一覧を表示する 権限不要 実行可能 プレイヤー
/locate 最寄りの指定した構造物の座標を表示する 権限必要 実行可能 ワールド
/me 自分の名前を主語にしたメッセージをチャット欄に流す 権限不要 実行可能 プレイヤー
/msg /tell の代替
/mixer Mixer(生配信プラットフォーム)の機能を操作する 権限必要
行可能
/op プレイヤーにオペレーター権限を与える 権限必要 実行不可 プレイヤー
/playsound 指定した音を再生する 権限必要 実行可能 プレイヤー
/replaceitem インベントリのアイテムを置換する 権限必要 実行可能 ブロック エンティティ プレイヤー
/say チャット欄にメッセージを流す 権限必要 実行可能
/scoreboard オブジェクティブとスコアを操作する 権限必要 実行可能 エンティティ プレイヤー
/setblock 1つのブロックを他のブロックに変える(設置する) 権限必要 実行可能 ブロック
/setmaxplayers 参加できるプレイヤー数の上限を設定する 権限必要 実行不可 プレイヤー
/setworldspawn ワールドの初期スポーン地点を設定する 権限必要 実行可能 ワールド
/spawnpoint プレイヤーのスポーン地点を設定する 権限必要 実行可能 プレイヤー
/spreadplayers エンティティを指定範囲内のランダムな位置に移動させる 権限必要 実行可能 エンティティ プレイヤー
/stopsound 指定したプレイヤーのサウンドの再生を停止する 権限必要 実行可能 プレイヤー
/summon エンティティを召喚する 権限必要 実行可能 エンティティ
/teleport エンティティをテレポートさせる 権限必要 実行可能 エンティティ プレイヤー
/tell 指定したプレイヤーにメッセージを送る 権限不要 実行可能 プレイヤー
/testfor 指定した条件に合うエンティティをカウントする 権限必要 実行可能 エンティティ プレイヤー
/testforblock 指定した位置のブロックを判定する 権限必要 実行可能 ブロック
/testforblocks 2つの領域のブロックが合致しているか判定する 権限必要 実行可能 ブロック
/tickingarea 常に読み込まれる範囲を追加・削除する 必要 実行可能 ワールド
/time ワールドのゲーム内時間を設定・取得する 権限必要 実行可能 ワールド
/title 画面上のタイトル文字を管理する 権限必要 実行可能 プレイヤー
/toggledownfall 天候を切り替える 権限必要 実行可能 ワールド
/tp /teleport の代替
/transferserver サーバーに接続する 権限不要 実行可能
/w /tell の代替
/weather 天候を設定する 権限必要 実行可能 ワールド
/wsserver WebSocketサーバーに接続する 権限必要 実行可能
/xp プレイヤーの経験値を追加・削除する 権限必要 実行可能 プレイヤー
Bedrock版に実装されていないコマンド
バージョン1.2の時点で、Java版にはあるがBedrock版にはないコマンドは以下のとおりです。

  • advancement
  • ban
  • ban-ip
  • banlist
  • blockdata
  • debug
  • defaultgamemode
  • entitydata
  • function
  • kick
  • pardon
  • particle
  • publish
  • recipe
  • reload
  • save-all
  • save-off
  • save-on
  • seed
  • setidletimeout
  • stats
  • stop
  • tellraw
  • trigger
  • whitelist
  • worldborder

また、Education Edition(教育版)限定のコマンドはこの記事では解説しません。

コマンド一覧の見方

こう書いてあったらこうしてください

通常の書体 書いてある文字をそのまま書いてください
斜体 適切な文字列に置き換えて書いてください
<山カッコで囲まれた文字列> 必ず書く必要がある引数です
[四角カッコで囲まれた文字列] 任意で書く引数です
abc|xyz abcかxyzのどちらかを書いてください
続けて何か引数を半角スペースで区切って書いてください

コマンドの構文と使い方一覧

alwaysday

alwaysdayコマンド 昼夜サイクル停止状態の有効・無効を切り替える
OP権限 必要
コマブロで実行 可能
適用対象 ワールド

構文

昼夜サイクルを停止する
/alwaysday
昼夜サイクル停止状態を有効または無効にする
/alwaysday [true|false]

実行結果

/alwaysdayまたは/alwaysday trueを実行すると、現在の昼夜サイクルの状態に関わらず昼夜サイクルは停止され、同時に時間が5000(正午)にセットされる。(“常に昼間”の状態になる)

/alwaysday falseを実行すると、昼夜サイクルが有効になり、太陽・月が動き出す。(通常の状態になる)

※trueで動き出すわけではなく、trueで停止されるので注意。

エイリアス

/alwaysday の代わりに、/daylock と書くことも出来る。

あわせて知っておきたいコマンド

  • /daylock ― awaysdayコマンドのエイリアス(代替)
  • /gamerule ― 時間や天候の変化を含むゲームルールを設定できる
  • /time ― 時間を変更・取得できる

clear

clearコマンド プレイヤーのインベントリからアイテムを消去する
OP権限 必要
コマブロで実行 可能
適用対象 プレイヤー

構文

プレイヤーのインベントリからアイテムを消去する
/clear [プレイヤー] [アイテムID] [データ値] [最大個数]

引数

プレイヤー (任意)
プレイヤーの名前もしくはターゲットセレクタでないといけない。指定しない場合は、clearコマンドを実行したプレイヤーがターゲットになる。コマンドブロックではこの引数は必須。
アイテムID (任意)
消去するアイテムのIDを書く。指定しない場合は、ターゲットのプレイヤーの全てのアイテムが消去される。
データ値 (任意)
消去するアイテムのデータ値を書く。指定しない場合、もしくは-1を指定した場合は、データ値に関わらずIDが合致するアイテムを消去する。
最大個数 (任意)
最大でどれだけ消去するか指定する。指定しない場合、もしくは-1を指定した場合は、IDとデータ値が合致するアイテムを全て消去する。0を指定した場合はアイテムは消去されないが、アイテムが存在するならコマンドは”成功”を返す。(このことを利用してアイテムの所持を検知することができる)

実行結果

引数が正しく指定されていない場合、1人以上オンラインのプレイヤーが存在しない場合、どのアイテムも消去されなかった場合(最大数を0にした場合を除く)は失敗する。

成功すると、プレイヤーから指定したアイテムを消去する。

使用例

  • /clear 自分のインベントリのアイテムを全て消去する
  • /clear napoan 広告貼ってくるやべーやつのアイテムを全て消去する
  • /clear napoan wool 広告貼ってくるやべーやつのインベントリの羊毛を全て消去する
  • /clear @a wool 1 全てのプレイヤーのインベントリからオレンジ色のウールを消去する

あわせて知っておきたいコマンド

  • /blockdata ― ブロックのインベントリのアイテムを変更・消去できる
  • /entitydata ― エンティティのインベントリのアイテムを変更・消去できる
  • /give ― プレイヤーにアイテムを与えられる
  • /replaceitem ― ブロックやエンティティのインベントリのアイテムを置換できる

clone

cloneコマンド 複数のブロックをコピー・移動する
OP権限 必要
コマブロで実行 可能
適用対象 ブロック

構文

指定した領域のブロックを指定した座標に複製または移動する
/clone <始点x y z> <終点x y z> <複製先x y z> [マスクモード] [複製モード] [ブロックID] [データ値]

引数

始点x y z終点x y z (必須)
複製元の領域の向かい合う角の座標を指定する。相対座標を使って、コマンドの実行場所から相対的に領域を指定することもできる。(相対座標の書き方はこちらを参照)
領域は指定された座標よりプラス方向に拡張される。このため、値が小さい方の座標は領域の境界になり、大きい方の座標より1つ大きい座標まで領域になる。よって、領域は(大きいx – 小さいx + 1) × (大きいy – 小さいy + 1) × (大きいz – 小さいz +1 )となる。
例えば、0 0 0 0 0 0と書いた場合、領域は無くなるのではなく、体積が1ブロック(幅1ブロックの立方体)の領域を指定する。0 0 0 1 1 11 1 1 0 0 0は体積が8ブロック(幅2ブロックの立方体)の領域を指定する。
複製先x y z (必須)
複製先の、一番高度が低い北西の端(要するに一番各軸の値が小さい座標)を指定する。相対座標を使って、コマンドの実行場所から相対的に領域を指定することもできる。
マスクモード (任意)
複製するブロックに適用するフィルターを指定する。次のうちどれか1つを選ぶ:

  • filtered ― 指定したブロックIDのブロックだけ複製する
  • masked ― 空気ではないブロックだけ複製する。よって、複製先のブロックが複製元の空気によって消されることがない
  • replace ― 全てのブロックを複製し、複製先の領域のブロックは全て複製元のブロックで上書きされる

指定しない場合はreplaceになる。

複製モード (任意)
複製元の領域をどう処理するか指定する。次のうちどれか1つを選ぶ:

  • force ― 複製元の領域と複製先の領域が重なっていても、強制的に複製する
  • move ― 複製元の領域から複製先の領域に複製した後、複製元の領域を空気で置換する。(つまり、移動する) マスクモードがfilteredの場合、指定したブロックだけを移動する
  • normal ― 強制的に複製することはないし、移動することもない

指定しない場合はnormalになる。

ブロックID (任意)
マスクモードがfilteredの際、ここで複製するブロックのブロックIDを指定する。つまりfilteredモードの場合は任意ではない(というかそれ以外のモードでは必要ない)
データ値 (任意)
マスクモードがfilteredの際、ここで複製するブロックのデータ値を指定する。

実行結果

引数が正しく指定されていない場合、複製元の領域の体積が32768ブロックより大きい場合、複製元の領域と複製先の領域が重なっている場合(複製モードがforceになっている場合を除いて)、領域のどちらかまたは両方が描画されていない場合は失敗する。

成功すると、複製先の領域のブロックは複製元の領域のブロックで上書きされる。複製モードをmoveにしない限り、複製元の領域は編集されない。

使用例

  • /clone 100 20 100 50 64 70 0 0 0 50,20,70から101,65,101までの範囲のブロックを0,0,0にコピーする
  • /clone 0 0 0 10 10 10 100 100 100 filtered normal stone 0,0,0から11,11,11の範囲にあるidがstoneのブロックだけを100,100,100にコピーする
  • /clone 0 0 0 10 10 10 100 100 100 masked move 0,0,0から11,11,11の範囲の空気ではないブロックを100,100,100に移動する

あわせて知っておきたいコマンド

  • /fill ― 領域をブロックで埋める

connect

wsserverコマンドのエイリアス(代替)。解説はそちらを参照してほしい。

daylock

alwaysdayコマンドのエイリアス(代替)。解説はそちらを参照してほしい。

deop

clearコマンド プレイヤーのオペレーター権限を取り消す
OP権限 必要
コマブロで実行 不可
適用対象 プレイヤー

構文

指定したプレイヤーのOP権限を取り消す
/deop <プレイヤー>

引数

プレイヤー (必須)
オペレーター権限を取り消すプレイヤーを指定する。プレイヤー名またはターゲットセレクタが使えるが、ターゲットセレクタを使う機会はあまりない。実際のプレイヤー名を使うほうが便利なはずだ。

実行結果

指定したプレイヤーがワールドにいれば成功し、その名前のプレイヤーのオペレーター権限は無くなる。

difficulty

difficultyコマンド 難易度を設定する
OP権限 必要
コマブロで実行 可能
適用対象 ワールド

構文

ワールドの難易度を指定する
/difficulty <難易度>

引数

難易度 (必須)
難易度を指定する。次のうちどれかでないといけない:

  • peaceful もしくは p もしくは 0 ― 難易度「ピース(フル)」
  • easy もしくは e もしくは 1 ― 難易度「イージー」
  • normal もしくは n もしくは 2 ― 難易度「ノーマル」
  • hard もしくは h もしくは 3 ― 難易度「ハード」

実行結果

引数が正しく指定されていない場合は失敗する。

成功すると、ワールドの難易度が変更される。

使用例

  • /difficulty hardまたは/difficulty hまたは/difficulty 3 ― 難易度を「ハード」に変更する

あわせて知っておきたいコマンド

  • /gamemode ― プレイヤーのゲームモードを変更する

effect

effectコマンド ステータス効果を追加・消去する
OP権限 必要
コマブロで実行 可能
適用対象 エンティティ・プレイヤー

構文

指定したエンティティの全てのステータス効果を消去する
/effect <ターゲット> clear
指定したエンティティにステータス効果を与える
/effect <ターゲット> <効果> [秒数] [強度] [パーティクルを隠すか]

引数

ターゲット (必須)
ターゲットを指定する。プレイヤー名またはターゲットセレクタが使える。
効果 (必須)
与えるステータス効果を指定する。ステータス効果のIDを書く必要がある。(例えば1 もしくはspeed) IDの一覧はこちらを参照してほしい。
(Java版と違って数字のIDは使えず、minecraft:を付けるとエラーになるので注意)
秒数 (任意)
ステータス効果の秒数を指定する。0以上1000000以下でないといけない。指定しない場合は30秒になる。
強度 (任意)
ステータス効果に加える追加レベルの数を指定する。0以上255以下でないといけない。指定しない場合は0になる。ステータス効果の基本の強度は0なので、例えば「再生II」を与えたい場合は1と書く必要がある。(IIだからといって2ではない)
パーティクルを隠すか (任意)
ステータス効果を受けたエンティティから出るパーティクルを非表示にするか否かtrue または false で指定する。指定しない場合はfalseになる。

実行結果

引数が正しく指定されていない場合、エンティティが見つからなかった場合(指定したプレイヤーがいなかった場合)、clearモードで効果が消去されなかった場合は失敗する。

成功すると、

  • clearモード — ターゲットの全てのステータス効果を消去する
  • <効果>を書いた場合 — ターゲットにステータス効果を追加する。ターゲットが既にその効果を持っていた場合、追加する効果のほうが強度が大きければ上書きされる。秒数として0を指定した場合は、指定した効果が消去される。

使用例

  • /effect @p speed 60 1 ― 最も近いプレイヤーに移動速度上昇(スピード)IIの効果を60秒間与える
  • /effect @p speed 60 2 ― 最も近いプレイヤーに移動速度上昇IIIの効果を60秒間与える
  • /effect @a haste 0 ― 全てのプレイヤーの採掘速度上昇(勤勉)効果を消去する
  • /effect @e[type=zombie] clear ― 全てのゾンビのステータス効果を消去する

enchant

enchantコマンド プレイヤーのアイテムにエンチャントを追加する
OP権限 必要
コマブロで実行 可能
適用対象 プレイヤー

構文

指定したプレイヤーが手に持つアイテムにエンチャントを追加する
/enchant <プレイヤー> <エンチャントID> [レベル]

引数

プレイヤー (必須)
ターゲットを指定する。プレイヤー名またはターゲットセレクタが使える。
エンチャントID (必須)
ターゲットが持っているアイテムに追加するエンチャントのIDを指定する。IDはsharpnessまたは9のような、名前または数字である必要がある。ID一覧はこちらを参照してほしい。
(こちらはeffectコマンドと違い数字が使えるが、minecraft:を付けるとエラーになるので注意)
レベル (任意)
エンチャントのレベルを指定する。値は1以上にする必要がある。また、それぞれのエンチャントの最大レベルより大きいエンチャントは付けられない。

実行結果

引数が正しく指定されていない場合、プレイヤーが見つからない場合、そのエンチャントでは不可能なレベルを指定した場合、組み合わせられないエンチャントを追加しようとした場合(例えば「火炎耐性」と「防護」は共存できない)は失敗する。

成功すると、ターゲットが手に持っているアイテムに指定したエンチャントが追加される。

使用例

  • /enchant @a infinity ― 全ての弓を手に持っているプレイヤーの手に持っている弓に「無限」エンチャントを追加する

注意

/enchantコマンドでは、各エンチャントの最大レベル制限より大きいエンチャントが付けられない。

execute

executeコマンド 他のコマンドを実行する
OP権限 必要
コマブロで実行 可能
適用対象

構文

指定したターゲットにコマンドを実行させる
/execute <ターゲット> <位置x y z> <コマンド>
指定した座標に指定したブロックが存在すれば、指定したターゲットにコマンドを実行させる (detectモード)
/execute <ターゲット> <位置x y z> detect <判定座標x y z> <判定するブロックのID> <判定するブロックのデータ値> <コマンド>

引数

ターゲット (必須)
コマンドを実行させるターゲットを指定する。プレイヤー名またはターゲットセレクタが使える。複数のエンティティが選択された場合、それぞれのエンティティが1回づつコマンドを実行する。
位置x y z (必須)
コマンドを実行する位置を指定する。相対座標を使えば、ターゲットからの相対的な位置を指定できる。(executeコマンド自体の実行主からの相対位置ではない)
判定座標x y z (detectモードの場合は必須)
detectモードの場合だけ書く。判定するブロックの座標を指定する。相対座標を使えば、[位置x y z] (コマンドを実行するエンティティ)からの相対的な位置を指定できる。
判定するブロックのID (detectモードの場合は必須)
detectモードの場合だけ書く。判定するブロックのIDを指定する。(Java版と違いminecraft:を付けるとエラーになるので注意)
判定するブロックのデータ値 (detectモードの場合は必須)
detectモードの場合だけ書く。判定するブロックのデータ値を指定する。-1と書けばデータ値に関係無くブロックを指定できる。
コマンド (必須)
実行させるコマンドを書く。記法が正しいコマンドを書かないとエラーになる。

実行結果

引数が正しく指定されていない場合、プレイヤーを含め実行させるエンティティが見つからなかった場合、IDやデータ値が正しくない場合、書いたコマンドが正しくない場合は失敗する。

成功すると、指定したエンティティがオペレーター権限を持っているものとして指定した座標でコマンドを実行する。

使用例

  • /execute @e[type=zombie] ~ ~ ~ summon lightning_bolt : 読み込んでいる全てのゾンビの場所に雷を落とす
  • /execute @e[type=zombie] ~ ~ ~ detect ~ ~-1 ~ sand -1 summon lightning_bolt : 下にIDがsandのブロック(データ値は考慮しない)があるゾンビの場所に雷を落とす
  • /execute @e[type=creeper,name=test] ~ ~ ~ kill @e[type=ender_dragon] : testという名前のクリーパーがいれば、エンダードラゴンを殺す。(見方を変えれば、executeコマンドはコマンドの実行条件を設定していると考えられる)
  • /execute @e[type=villager,name=test2] ~ ~ ~ execute @e[type=zombie] ~ ~ ~ summon lightning_bolt ~ ~ ~ : test2という名前の村人がいれば、ゾンビの場所に雷を落とす。(executeコマンドを重ねることでより色々なことができる)

あわせて知っておきたいコマンド

  • /testforblock ― 指定した座標に特定のブロックがあるかどうか判定する

fill

https://mcthnk.com/mcbe-howtouse-fill-command/

gamemode

gamemodeコマンド プレイヤーのゲームモードを設定する
OP権限 必要
コマブロで実行 可能
適用対象 プレイヤー

構文

自分、または指定したプレイヤーのゲームモードを変更する
/gamemode <ゲームモード> [プレイヤー]

引数

ゲームモード (必須)
次のうちどれかを書く:

  • survival (s もしくは 0 でもいい) : サバイバルモード
  • creative (c もしくは 1 でもいい) : クリエイティブモード
  • adventure (a もしくは 2 でもいい) : アドベンチャーモード
プレイヤー (任意)
指定する場合は、プレイヤー名もしくはターゲットセレクターを書かなければならない。指定しない場合は、コマンドを実行したプレイヤーがターゲットになる。コマンドブロックではこの引数は必須。

実行結果

引数が正しく指定されていない場合、またはプレイヤーが見つからない場合は失敗する。

成功すると、自分または指定したプレイヤーのゲームモードが変更される。

使用例

  • /gamemode creative または /gamemode c または /gamemode 1 : 自分のゲームモードをクリエイティブモードにする
  • /gamemode 0 @a : 全てのプレイヤーのゲームモードをサバイバルモードにする

gamerule

gameruleコマンド ゲームルールを設定する
OP権限 必要
コマブロで実行 可能
適用対象 ワールド

https://mcthnk.com/mcbe-time-weather-fire-command/

構文

指定したゲームルールの値を設定する
/gamerule <ゲームルール> <>
指定したゲームルールの現在の値を取得する
/gamerule <ゲームルール>

引数

ゲームルール (必須)
設定または取得するゲームルールを指定する。BE(統合版)では、架空のゲームルール名を使うことはできない。(Java版でも1.13からはBEと同じ仕様になる予定)
(設定する場合は必須、取得する場合は不要)
ゲームルールに設定する値を書く。BE(統合版)では今のところtrue または falseを書くゲームルールしかない。(Java版には数値を書くゲームルールもある)

BEで設定できるゲームルール一覧

ルール名 説明 デフォルトの値
commandblockoutput コマンドブロックがコマンドを実行した際に、OP権限を持つプレイヤーに通知するか否か true
dodaylightcycle 昼夜サイクルが動くか否か (時間が動くか否か) true
doentitydrops Mobではないエンティティ(トロッコなど)がアイテムをドロップするか否か true
dofiretick 火が勝手に燃え広がるか否か true
domobloot Mobがアイテムをドロップするか否か true
domobspawning Mobが自然にスポーンするか否か。スポーンブロックには影響しない true
dotiledrops ブロックがアイテムをドロップするか否か true
doweathercycle 天候が変化するか否か true
drowningdamage プレイヤーが水に溺れてダメージを受けるか否か true
falldamage プレイヤーが落下ダメージを受けるか否か true
firedamage プレイヤーが火のダメージを受けるか否か true
keepinventory プレイヤーが死んだ後も持ち物をインベントリに保持するか否か false
mobgriefing クリーパー、ゾンビ、エンダーマン、ガスト、ウィザー、エンダードラゴン、ウサギ、ヒツジ、村人がブロックに変更を加えるか否か。また、村人、ゾンビ、スケルトン、ゾンビピッグマンがアイテムを拾うか否か true
naturalregeneration 満腹度が一杯の場合に、体力が自然回復するか否か (金リンゴや再生のポーションなどの追加の回復には影響しない) true
pvp プレイヤーが他のプレイヤーと戦闘できるか(PvPできるか)否か true
sendcommandfeedback プレイヤーがコマンドを実行した時に、チャットに通知を流すか否か。また、コマンドブロックが実行結果の文章を保持するか否か true
showcoordinates 画面左上に現在位置の座標を表示するか否か false
tntexplodes TNTを起爆できるか否か true

実行結果

ゲームルール名や指定した値が正しくない場合は失敗する。

成功すると、値が与えられていない場合は指定したゲームルールの現在の値を返し、値が与えられている場合はゲームルールをその値に変更する。 (取得モードと設定モードがあることに注意)

使用例

  • /gamerule dodaylightcycle false : 昼夜サイクルを止める
  • /gamerule pvp : このワールドはPVPが有効かどうか確認する(変更はされない)

give

giveコマンド プレイヤーにアイテムを与える
OP権限 必要
コマブロで実行 可能
適用対象 プレイヤー

構文

指定したプレイヤーに指定したアイテムを与える
/give <プレイヤー> <アイテムID> [数量] [データ値] [コンポーネント]

引数

プレイヤー (必須)
アイテムを与える先のプレイヤーを指定する。プレイヤー名またはターゲットセレクターでないといけない。
アイテムID (必須)
与えるアイテム(ブロック)のIDを指定する。(Java版と違いminecraft:を付けるとエラーになるので注意)
数量 (任意)
与えるアイテム(ブロック)の数量を指定する。1スタックが64個のアイテムの場合は、64より大きい数を指定すると自動的にスタックが分裂する。しかしそれ以外のアイテムでは、スタックできる数より大きい数を指定するとエラーになる。(Java版の場合はどんなアイテムでも自動で分裂してくれる。仕様を揃えてくれ!)
データ値 (任意)
与えるアイテム(ブロック)のデータ値を指定する。そのアイテムで使えない値を指定した場合は0に直される。指定しない場合は、0になる。
コンポーネント (任意)
今のところCanPlaceOn または CanDestroyしか使えない。それぞれのコンポーネントの使い方はこちらの記事を参照。(BEではJava版のNBTタグを使うことはできない。display:{Name:””}とか書いたらエラーになるぞ!)

実行結果

引数が正しく指定されていない場合、プレイヤーが見つからない場合は失敗する。

成功すると、指定したターゲットの場所にアイテムを召喚する。複数のターゲットを指定した場合は、それぞれが指定した数量のアイテムを受け取る。

使用例

  • /give @p diamond 64 : 最寄りのプレイヤー(自分)にダイヤモンドを64個与える
  • /give @p[c=3] stone 64 1 : 近くの3人のプレイヤーに花崗岩(stoneのデータ値1)を64個与える (他のコマンドと違い、データ値は後に書くので注意!)

あわせて知っておきたいコマンド

  • /summon ― エンティティを召喚する

help

helpコマンド コマンドのヘルプを表示する
OP権限 不要
コマブロで実行 可能
適用対象

構文

全コマンドのヘルプを表示する
/help [ページ番号]
指定したコマンドのヘルプを表示する
/help [コマンド名]

引数

ページ番号 (任意)
全コマンドのヘルプは非常に長いので、ページ分割されている。数字を指定することで表示するページを指定できる。(今のところ12ページまである)
コマンド (任意)
特定のコマンドのヘルプを見たい場合は、コマンドの名前を書いて指定できる。

実行結果

ページ番号が正しくない場合、コマンドの名前が正しくない場合は失敗する。

成功すると、コマンド一覧の1ページ目を表示する。ページ番号を指定した場合はそのページを表示する。Java版と違い、シングルプレイ(マルチプレイがオフになっているワールド)でも、マルチプレイ専用のコマンドも表示される。

コマンド名を指定した場合は、そのコマンドの基本の使い方だけを表示する。より詳細な書き方が知りたい時は、実際にそのコマンドを入力して、自動補完の候補を見ればいい。

なお、コマンドブロックで実行した場合はJava版と違いチャットにコマンド一覧が流れる。(Java版ではコマブロで実行すると何も流れず、代わりにコマブロの実行結果欄にSearge氏からのメッセージが表示されるのだが、BEにはその機能がない)

使用例

  • /help または /? : コマンドの使い方一覧を表示する
  • /? 3 : コマンドの使い方一覧の3ページ目を表示する
  • /help help : helpコマンドの使い方を表示する

エイリアス

/help の代わりに、/? と書くことも出来る。

kill

killコマンド エンティティ(プレイヤー、Mobなど)をキルする
OP権限 必要
コマブロで実行 可能
適用対象 エンティティ・プレイヤー

構文

指定したエンティティをキルする
/kill [ターゲット]

引数

ターゲット (任意)
キルするターゲットを指定する。(アイテムやトロッコといったMobではないエンティティも指定できる) プレイヤー名またはターゲットセレクターでないといけない。指定しない場合は、コマンド実行者がターゲットになる。コマンドブロックではこの引数は必須。

実行結果

ターゲットが見つからない場合は失敗する。

成功すると、指定したターゲットが死亡する。ボート、トロッコ、(エンティティとしての)アイテム、経験値オーブは死亡ではなく”破壊”される。 (Java版の場合、生き物には3.4×1038というとてつもなく大きなダメージを与えることでキルするのだが、BEではどういう仕組みでキルしているかは不明。)

使用例

  • /kill : 自分自身をキルする (コマンドブロックでこれを書くとエラーになる)
  • /kill napoan : 広告貼ってくるやべーやつをキルする
  • /kill @e[type=item] : 落ちているアイテムを消す
  • /kill @e : 全てのエンティティをキルする(人が実行した場合はその人もキルされる)
  • /kill @e[type=!player] : プレイヤー以外の全てのエンティティをキルする

list

listコマンド ワールド内のプレイヤー一覧を表示する
OP権限 不要
コマブロで実行 可能
適用対象 プレイヤー

構文

プレイヤー一覧を表示する
/list

実行結果

常に成功する。そのワールドの最大プレイヤー数に対する現在のプレイヤー数と、現在ワールドに接続しているプレイヤー名の一覧を表示する。

locate

locateコマンド 最寄りの指定した構造物の座標を表示する
OP権限 必要
コマブロで実行 可能
適用対象 ワールド

構文

一番近い指定した構造物の座標を表示する
/locate <構造物の種類>

引数

構造物の種類 (必須)
座標を表示する構造物を指定する。次のうちのいずれかでないといけない:

  • endcity : エンドシティ
  • fortress : ネザー要塞
  • mansion : 森の洋館
  • mineshaft : 廃坑
  • monument : 海底神殿
  • stronghold : 要塞
  • temple : 砂漠の寺院(ピラミッド)、ジャングルの寺院、魔女の家、イグルーのいずれか
  • village :村

Java版と違い、大文字と小文字は区別されない。

実行結果

引数が正しくない場合、指定した構造物が見つからない場合(例えばディメンションが違う場合)は失敗する。

成功すると、指定した構造物のうち最も近い1つの座標をチャットに流す。いくつかの構造物ではy座標は(y?)という風に表示される。

使用例

  • /locate mansion : 最寄りの森の洋館の座標を表示する

me

meコマンド 自分の名前を主語にしたメッセージをチャット欄に流す
OP権限 不要
コマブロで実行 可能
適用対象 プレイヤー

構文

自分の名前を先頭に置いたメッセージを流す
/me <メッセージ>

引数

メッセージ (必須)
自分のプレイヤー名の後に表示される文章を書く。

実行結果

実行すると、実行したプレイヤーの名前が先頭に付いたメッセージがチャットに流れる。例えばnapoanというプレイヤーが /me はやばい というコマンドを実行すると、「napoan はやばい」と流れる。

メッセージの中でターゲットセレクターを使うと、そのターゲットセレクターで指定したエンティティ(プレイヤー含む)の名前をメッセージ内に入れることが出来る。@aなどのセレクターを使うなどして複数のターゲットが指定された場合、「○○、○○」という風にターゲットの名前が並べられてメッセージ内に入る。

注意

meコマンドは全員にメッセージを流すのであって、特定の人にメッセージを送るコマンドではない。例えば /me @a[m=0] サバイバル楽しい? と書いても、サバイバルモードのプレイヤー名がメッセージの中に表示されるだけだ。meコマンドにおいてターゲットセレクターは送信先の指定ではなく、単に名前を表示するために用いる。

msg

tellコマンドのエイリアス(代替)。解説はそちらを参照してほしい。

mixer

mixerコマンド Mixer(生配信プラットフォーム)の機能を操作する
OP権限 必要
コマブロで実行 可能
適用対象

構文

Mixerのインタラクティブ機能を開始しAPIを有効化する
/mixer start <バージョン> <シェアコード>
Mixerのインタラクティブ機能のボタンセット(シーン)を切り替える
/mixer scene <シーン名>
Mixerのインタラクティブ機能を停止する
/mixer stop

引数

バージョン (必須)
Mixer APIのプロジェクトのバージョン番号を指定する
シェアコード (必須)
Mixer APIのプロジェクトのシェアコードを指定する
シーン (必須)
Mixerのシーン(画面に表示するボタンなどの設定一式)の名前を指定する

op

opコマンド プレイヤーにオペレーター権限を与える
OP権限 必要
コマブロで実行 不可
適用対象 プレイヤー

構文

指定したプレイヤーにオペレーター権限を与える
/op <プレイヤー>

引数

プレイヤー (必須)
オペレーター権限を与えるプレイヤーを指定する。プレイヤー名またはターゲットセレクターでないといけない。

実行結果

プレイヤーが見つからない場合は失敗する。

成功すると、指定したプレイヤーはそのワールドではオペレーター権限を持つことになる。

playsound

playsoundコマンド 指定した音を再生する
OP権限 必要
コマブロで実行 可能
適用対象 プレイヤー

構文

指定した音を指定したプレイヤーに対して再生する
/playsound <サウンド> <プレイヤー> [座標x y z] [音量] [ピッチ] [最小音量]

引数

サウンド (必須)
再生する音を指定する。あらかじめ決められたサウンドイベントの名前を書かなければならない。(例えばmob.pig.sayなど)

サウンドイベントは複数のサウンドを含んでいる場合があり、その場合はいずれかのサウンドがあらかじめ決められた確率でランダムに選ばれ、再生される。例えば、mob.pig.sayを指定するとブタの複数の鳴き声のうちどれか1つがランダムに選ばれ、再生される。なぜならこのサウンドイベントには複数のサウンドが紐付けられているからだ。

リソースパックのjsonファイルで追加のサウンドイベントを定義した場合は、それを指定することも出来る。

プレイヤー (必須)
音のターゲットを指定する。プレイヤー名もしくはターゲットセレクターでないといけない。
座標x y z (任意)
音が再生される位置を指定する。相対座標を使って、コマンドを実行した場所からの相対的な位置を指定することも出来る。(指定したプレイヤーからの相対位置ではない)
音量 (任意)
音が聞こえる距離を指定する。0.0以上で無くてはならない。1.0より小さい値を指定すると、音が小さくなり、距離も短くなる。1.0より大きい値を指定した場合、音が大きくなるのではなく、音が聞こえる範囲が大きくなる。(1.0で半径16ブロック) 範囲内でも、中心から遠ざかるに連れて徐々に音は小さく聞こえる。
ピッチ (任意)
音のピッチを指定する。0.0以上2.0以下でないといけない。また、0.5より小さい値は0.5とみなされる。1.0より小さい値にするとピッチが下がり、音の長さが長くなる。1.0より大きい値にするとピッチが上がり、音の長さが短くなる。ピッチが0.5から1.0に上がると、1オクターブ音が高くなる。指定しない場合は1.0になる。
最小音量 (任意)
音の通常の聞こえる範囲の外にいるターゲットに対する音量を指定する。0.0以上1.0以下でないといけない。例えば1.0にすると、音が聞こえる範囲外に出るとあとはどれだけ離れても元の音量で聞こえるようになる。

実行結果

引数が正しくない場合、プレイヤーが見つからない場合、ターゲットが音を聞ける場所にいない場合は失敗する。

成功すると、ターゲットのプレイヤーに対して音を再生する。

あわせて知っておきたいコマンド

replaceitem

replaceitemコマンド インベントリのアイテムを置換する
OP権限 必要
コマブロで実行 可能
適用対象 プレイヤー

構文

指定したブロックの指定したスロットのアイテムを置換する
/replaceitem block <座標x y z> <スロットの種類> <スロット番号> <アイテムID> [数量] [データ値]
指定したエンティティの指定したスロットのアイテムを置換する
/replaceitem entity <ターゲット> <スロットの種類> <スロット番号> <アイテムID> [数量] [データ値]

引数

座標x y z (block モード限定)
編集するブロックの座標を指定する。相対座標を使って、コマンド実行場所からの相対的な位置を指定することも出来る。
ターゲット (entity モード限定)
編集するエンティティを指定する。プレイヤー名もしくはターゲットセレクターでないといけない。
スロットの種類 (必須)
編集するスロットの種類を指定する。entityモードの場合の指定できるスロットの種類は下記の表を参照。

blockモードの場合には、slot.container しか書けない。

スロット番号 (必須)
編集するスロットの番号を指定する。entityモードの場合の指定できる番号は下記の表を参照。

blockモードの場合には、ブロックの種類によって番号の指定の仕方が異なる:

  • チェスト、ディスペンサー、ドロッパー、ホッパー、トラップチェストの場合は、一番左上が0、そこから右方向に番号が増えていく。ラージ(トラップ)チェストは、2つのチェストとして扱われる
  • 醸造台の場合は、底の3つのスロットが左から0,1,2で、上のスロットが3,燃料スロットが4
  • かまどの場合は、アイテム投入スロットが0、燃料スロットが1、取り出しスロットが2

花瓶やジュークボックスのようなGUIがないブロックの内容物は、今のところBEでは編集できない。(blockdataコマンドがないため)

entityモードの場合の指定できるスロットの種類
(スロット番号が空欄のやつは何でもいい。とりあえず0を書いとこう)
スロットの種類 スロット番号 制限
slot.armor.chest 防具立て、Mob、プレイヤー限定 (防具を見せない・使わないMobも対象)
slot.armor.feet
slot.armor.head
slot.armor.legs
slot.weapon.mainhand
slot.weapon.offhand
slot.enderchest 0 ~ 26 プレイヤー限定
slot.hotbar 0 ~ 8
slot.inventory 0 ~ 26
slot.saddle ウマ、ロバ、ラバ限定。アイテムはサドル(鞍)でないといけない。
slot.chest ウマ、ロバ、ラバ限定。アイテムはサドル(鞍)でないといけない。
slot.armor 馬(亜種を含む)、ラマ限定。アイテムは馬鎧またはカーペットでないといけない。
slot.chest 0 ~ 14 チェストが付いたロバ、ラバ限定
アイテムID (必須)
与えるアイテム(ブロック)のIDを指定する。(Java版と違いminecraft:を付けるとエラーになるので注意)
数量 (任意)
与えるアイテム(ブロック)の数量を指定する。アイテムの最大スタック数より大きい数を指定するとエラーになる。
データ値 (任意)
与えるアイテム(ブロック)のデータ値を指定する。そのアイテムで使えない値を指定した場合は0に直される。指定しない場合は、0になる。

実行結果

引数が正しくない場合、指定したブロックがアイテムを入れられるブロックではなかった場合、指定したエンティティが見つからなかった場合、指定したエンティティに指定した種類のスロットが無い場合は失敗する。

成功すると、指定したスロットに指定したアイテムを設置する。(既に入っていたアイテムは消去される)

使用例

  • /replaceitem block ~ ~-1 ~ slot.container 0 sapling 4 1 : 下のブロックのスロット番号0番にトウヒの苗木を4つ設置する
  • /replaceitem entity @p slot.hotbar 0 sapling 4 1 : 最寄りのプレイヤーの手持ちバーのスロット番号0番にトウヒの苗木を4つ設置する
  • /replaceitem entity @e[type=zombie] slot.weapon.mainhand 0 diamond_sword : 全てのゾンビのメインハンド(右手)にダイヤの剣を持たせる

あわせて知っておきたいコマンド

  • /give ― スロットを指定せずにアイテムを与える。

say

sayコマンド チャット欄にメッセージを流す
OP権限 必要
コマブロで実行 可能
適用対象

構文

チャットにメッセージを流す
/say<メッセージ>

引数

メッセージ (必須)
チャット欄に流すメッセージを指定する。

メッセージの中でターゲットセレクターを使うと、そのターゲットセレクターで指定したエンティティ(プレイヤー含む)の名前をメッセージ内に入れることが出来る。@aなどのセレクターを使うなどして複数のターゲットが指定された場合、「○○、○○」という風にターゲットの名前が並べられてメッセージ内に入る。

実行結果

メッセージ内のターゲットセレクターの対象が見つからない場合は空白になり、そのままメッセージが流れる。

注意

sayコマンドは全員にメッセージを流すのであって、特定の人にメッセージを送るコマンドではない。例えば /say @a[m=0] クリエに変えて と書いても、サバイバルモードのプレイヤー名がメッセージの中に表示されるだけだ。sayコマンドにおいてターゲットセレクターは送信先の指定ではなく、単に名前を表示するために用いる。

scorebaord

scoreboardコマンド オブジェクティブとスコアを操作する
OP権限 必要
コマブロで実行 可能
適用対象 エンティティ・プレイヤー
[Minecraft] スイッチ対応!誰でも分かるスコアボードコマンドの使い方

https://mcthnk.com/mcbe-scoreboard-guide/

詳しい使い方はこちらの記事で解説しているのでお読み下さい。

setblock

setblockコマンド 1つのブロックを他のブロックに変える(設置する)
OP権限 必要
コマブロで実行 可能
適用対象 ブロック

構文

指定した座標に指定したブロックを設置する
/setblock <座標x y z> <ブロックID> [データ値] [既存のブロックの扱い]

引数

座標x y z (必須)
ブロックを設置(変更)する座標を指定する。相対座標を使って、コマンドの実行位置からの相対的な位置を指定することも出来る。
ブロックID (必須)
設置するブロックのIDを指定する。(Java版と違いminecraft:を付けるとエラーになるので注意)
データ値 (任意)
設置するブロックのデータ値を指定する。指定しない場合は0になる。
既存のブロックの扱い (任意)
以下の中から1つを選んで書く。指定しない場合はreplaceになる。

  • destroy ― 既存のブロックが、プレイヤーに壊されたかのようにそれ自身とその中身をドロップする。ブロックの破壊音が鳴る。
  • keep ― 空気ブロックのみ変更される。(空気以外のブロックが既にある場合は、変更されない)
  • replace ― 既存のブロックとその中身はドロップせず、破壊音も鳴らない。

実行結果

引数が正しく指定されていない場合、keepモードで設置先の座標が空気以外のブロックだった場合、keepまたはreplaceモードで既存のブロックと同じブロックを設置しようとした場合、座標が読み込まれていないチャンクにある場合は失敗する。

成功すると、指定した座標のブロックを指定したブロックに変更する。

あわせて知っておきたいコマンド

  • /clone ― 指定した領域のブロックを複製する
  • /fill ― 指定した領域を指定したブロックで埋める

setmaxplayers

setmaxplayersコマンド 参加できるプレイヤー数の上限を設定する
OP権限 必要
コマブロで実行 不可
適用対象 プレイヤー

構文

現在のセッションの最大プレイヤー数を設定する
/setmaxplayers <最大人数>

引数

最大人数 (必須)
最大プレイヤー数を指定する。通常のワールドのマルチプレイ機能だと、30より大きい値にすると30に直される。(独立サーバーの場合はそれぞれの設定による)

実行結果

最大人数の引数に整数を書かなかった場合は失敗する。

成功すると、チャット欄に新しい最大プレイヤー数を表示する。許可されている最大人数より大きい値を設定して、それに直された場合は、その旨もチャット欄に流れる。

注意

マルチプレイヤーがOFFになっているワールドでもこのコマンドを実行できるが、ワールドを一旦閉じてマルチプレイヤーをONにして開き直すまで効果はないので注意。

setworldspawn

setworldspawnコマンド ワールドの初期スポーン地点を設定する
OP権限 必要
コマブロで実行 可能
適用対象 ワールド

構文

ワールドの初期スポーン地点を設定する
/setworldspawn [座標x y z]

引数

座標x y z (任意)
初期スポーン地点の座標を指定する。指定しない場合はコマンドの実行位置がそのまま初期スポーン地点になる。

Java版と違って3000万を超える座標を指定できるが、あまりに大きな値を指定すると強制的にx,zの値は-232になる。
相対座標を使って、コマンドの実行位置からの相対的な位置を指定することも出来る。

プレイヤーがアドベンチャーモード以外の場合は、初期スポーン地点のy座標は無視され、そのx,zの地点で一番高い位置にリスポーンする。アドベンチャーモードの場合は、指定した座標に正確にスポーンする。(スペースが無い場合は窒息するので注意)

実行結果

座標が正しくない場合は失敗する。

成功すると、指定した座標がワールドの初期スポーン地点になる。コンパスはそこを指すようになる。

注意

このコマンドにより初期スポーン地点を動かしても、その周辺が常時読み込まれるようになるわけではない。常時読み込まれる範囲を設定するには、/tickingareaコマンドを使おう。

spawnpoint

spawnpointコマンド プレイヤーのスポーン地点を設定する
OP権限 必要
コマブロで実行 可能
適用対象 プレイヤー

構文

プレイヤーのスポーン地点を設定する
/spawnpoint [プレイヤー] [座標x y z]

引数

プレイヤー (任意)
スポーン地点を設定するプレイヤーを指定する。プレイヤー名もしくはターゲットセレクターでないといけない。指定しない場合はコマンドの実行者が対象になる。コマンドブロックではこの引数は必須。
座標x y z (任意)
指定したプレイヤーの新しいスポーン地点の座標を指定する。Java版と違ってy座標に256より大きい値を指定できる。相対座標を使って、コマンド実行場所からの相対的な位置を指定することも出来る。指定しない場合はコマンドの実行位置がスポーン地点になる。

実行結果

座標が正しくない場合、プレイヤーが見つからない場合は失敗する。

成功すると、指定した座標が指定したプレイヤーのスポーン地点になる。

注意

/setworldspawnと違い、こちらはプレイヤーそれぞれのスポーン地点を設定する。つまりベッドで寝ることの代わりをしているということだ。

spreadplayers

spreadplayersコマンド エンティティを指定範囲内のランダムな位置に移動させる
OP権限 必要
コマブロで実行 可能
適用対象 エンティティ・プレイヤー

構文

指定した範囲に指定したエンティティを配置する
/spreadplayers <中心のx座標> <中心のz座標> <最小間隔> <最大範囲> <ターゲット>

引数

中心のx座標中心のz座標 (必須)
エンティティを配置する範囲の中心の位置を指定する。相対座標を使ってコマンド実行場所からの相対的な位置を指定することも出来る。
最小間隔 (必須)
エンティティを配置する際の、最小の間隔を指定する。0.0以上でないといけない。
最大範囲 (必須)
中心から範囲の端までの大きさを指定する。ちなみに、spreadplayersコマンドにおける”範囲”は、円ではなく正方形である。最小間隔より少なくとも1.0大きい値でないといけない。
プレイヤー (必須)
配置するエンティティを指定する。プレイヤー名もしくはターゲットセレクターでないといけない。

実行結果

引数が正しく指定されていない場合、対象が多すぎて指定範囲内で最小間隔を保てない場合、読み込み範囲外に移動させようとした場合は失敗する。

成功すると、指定した範囲内のランダムな位置にターゲットを配置する。ターゲットはその範囲内の一番高い位置に配置されるが、溶岩の上に配置されることはない。

使用例

  • /spreadplayers 0 0 200 500 @a ― 全てのプレイヤーを、0,0を中心とした横幅1000mの範囲に少なくとも200ブロックの間隔で配置する

あわせて知っておきたいコマンド

  • /teleport ― 指定した座標に指定したエンティティを移動させる(こちらなら地下にも移動させられる)

stopsound

stopsoundコマンド 指定したプレイヤーのサウンドの再生を停止する
OP権限 必要
コマブロで実行 可能
適用対象 プレイヤー

構文

指定したプレイヤーのサウンドの再生を停止する
/stopsound <プレイヤー> [サウンド]

引数

プレイヤー (必須)
サウンドを聞いているプレイヤーを指定する。プレイヤー名もしくはターゲットセレクターでないといけない。
サウンド (任意)
停止するサウンドを指定する。mob.pig.sayといった、あらかじめ定義されたサウンドイベント名を書く。書かない場合は全てのサウンドを停止する。

実行結果

引数が正しく指定されていない場合、プレイヤーが見つからない場合は失敗する。

成功すると、指定したプレイヤーの指定したサウンド停止する。

summon

summonコマンド エンティティを召喚する
OP権限 必要
コマブロで実行 可能
適用対象 エンティティ

構文

指定したエンティティを召喚する
/summon <エンティティID> [座標x y z]

引数

エンティティID (必須)
召喚するエンティティのIDを指定する。(Java版と違いminecraft:を付けるとエラーになるので注意)
座標x y z (任意)
エンティティを指定する座標を指定する。Java版と違ってy座標に0未満の値を指定できる。相対座標を使ってコマンド実行場所からの相対的な位置を指定することも出来る。指定しない場合はコマンドの実行位置にエンティティが召喚される。

実行結果

引数が正しく指定されていない場合は失敗する。

成功すると、指定した座標に指定したエンティティを召喚する。

詳しい使い方や使用例はこちらの記事を読んでね


https://mcthnk.com/pe-summon-command-guide/

BEで召喚できるエンティティたちそれぞれのsummonコマンドはこちらの記事にまとめている。

teleport

teleportコマンド エンティティをテレポートさせる
OP権限 必要
コマブロで実行 可能
適用対象 エンティティ・プレイヤー

構文

コマンドを実行したエンティティ自身を指定した座標に移動させる (コマブロでは使えない)
/teleport <座標x y z> [y軸を中心とした角度] [x軸を中心とした角度]
指定したエンティティを指定した座標に移動させる
/teleport <ターゲット> <座標x y z> [y軸を中心とした角度] [x軸を中心とした角度]

引数

ターゲット (エンティティを指定したい場合は必須)
移動するエンティティを指定する。プレイヤー名もしくはターゲットセレクターでないといけない。
座標x y z (必須)
エンティティの移動先の座標を指定する。相対座標を使ってコマンド実行場所からの相対的な位置を指定することも出来る。Java版1.12までのtpコマンドとは違い、コマンドの実行位置が基準になる。
y軸を中心とした角度 (任意)

teleportコマンドでは、エンティティの向きを変えることもできる。まずはy軸を中心とした向きを-179.9~180の間で指定する。180が北、90が西、0が南、-90が東。
x軸を中心とした角度 (任意)

次にx軸を中心とした向きを-90~90の間で指定する。-90が真上、0が真横、90が真下。

実行結果

引数が正しく指定されていない場合、対象のエンティティ(プレイヤー含む)が見つからない場合は失敗する。

成功すると、指定した座標に指定したエンティティを移動させる。

使用例

  • /teleport @e[type=villager] ~ ~5 ~ ― 全ての村人を、コマンド実行位置の5m上に移動させる

エイリアス

/teleport の代わりに、/tp と書くことも出来る。(Java版1.12と違い、BEではtpコマンドはteleportコマンドのエイリアスになっている。)

tell

tellコマンド 指定したプレイヤーにメッセージを送る
OP権限 不要
コマブロで実行 可能
適用対象 プレイヤー

構文

指定したプレイヤーにメッセージを送信する
/tell <プレイヤー> <メッセージ>

引数

プレイヤー (必須)
メッセージを送信するプレイヤーを指定する。プレイヤー名もしくはターゲットセレクターでないといけない。
メッセージ (必須)
送信するメッセージを書く。

メッセージの中でターゲットセレクターを使うと、そのターゲットセレクターで指定したエンティティ(プレイヤー含む)の名前をメッセージ内に入れることが出来る。@aなどのセレクターを使うなどして複数のターゲットが指定された場合、「○○、○○」という風にターゲットの名前が並べられてメッセージ内に入る。

実行結果

引数が正しく指定されていない場合、対象のエンティティ(プレイヤー含む)が見つからない場合は失敗する。

成功すると、指定されたプレイヤーだけがチャット欄でメッセージを読める。

使用例

  • /tell napoan @a[m=0] はどうする? BANする? ― 広告貼ってくるやべーやつに、サバイバルモードのプレイヤー達全員をBANするかどうか聞く

エイリアス

/tell の代わりに、/msg または /w と書くことも出来る。

testfor

testforコマンド 指定した条件に合うエンティティをカウントする
OP権限 不要
コマブロで実行 可能
適用対象 エンティティ・プレイヤー

構文

指定したエンティティをカウントする
/testfor <ターゲット>

引数

ターゲット (必須)
カウントするエンティティを指定する。プレイヤー名もしくはターゲットセレクターでないといけない。

実行結果

引数が正しく指定されていない場合、対象のエンティティ(プレイヤー含む)が見つからない場合は失敗する。

成功すると、チャット欄に対象が見つかった旨のメッセージが流れる。また、コマンドブロックにレッドストーンコンパレーターを接続している場合は、条件に合うエンティティの数に応じた強度の信号が出る。このことを利用して、「○○がいれば何か起こる」といった仕掛けが作れる。(NOT回路を使えば、”○○を倒すと何か起こる”という仕掛けも作れる)

使用例

  • /testfor @e[type=villager,r=5] ― 半径5m以内の村人をカウントする

testforblock

testforblockコマンド 指定した位置のブロックを判定する
OP権限 必要
コマブロで実行 可能
適用対象 ブロック

構文

指定した座標に指定したブロックがあるかどうか判定する
/testforblock <座標x y z> <ブロックID> [データ値]

引数

座標x y z (必須)
判定するブロックの座標を指定する。相対座標を使って、コマンドの実行位置からの相対的な位置を指定することも出来る。
ブロックID (必須)
判定するブロックのIDを指定する。(Java版と違いminecraft:を付けるとエラーになるので注意)
データ値 (任意)
判定するブロックのデータ値を指定する。指定しない場合は0になる。

実行結果

引数が正しく指定されていない場合、指定したブロックとその座標のブロックが合致しない場合は失敗する。

成功すると、チャット欄に合致した旨のメッセージが流れ、レッドストーンコンパレーターを接続している場合は強度1の信号を出す。このことを利用して、「あの場所に○○を置くと何か起こる」といった仕掛けが作れる。(NOT回路を使えば、”あの場所の○○を壊すと何か起こる”という仕掛けも作れる)

使用例

  • /testforblock 100 64 -200 stone 1 ― x=100, y=64, z=-200の場所に花崗岩(stoneのデータ値1)があるかどうか判定する

testforblocks

testforblocksコマンド 2つの領域のブロックが合致しているか判定する
OP権限 必要
コマブロで実行 可能
適用対象 ブロック

構文

指定した領域のブロックがもう1つの領域と合致しているか判定する
/testforblocks <始点x y z> <終点x y z> <判定先x y z> [モード]

引数

始点x y z終点x y z (必須)
判定する元の領域の向かい合う角の座標を指定する。相対座標を使って、コマンドの実行場所から相対的に領域を指定することもできる。(相対座標の書き方はこちらを参照) 体積が524288を超える領域を指定するとエラーになる。
判定先x y z (必須)
判定先の、一番高度が低い北西の端(要するに一番各軸の値が小さい座標)を指定する。相対座標を使って、コマンドの実行場所から相対的に領域を指定することもできる。判定元と判定先の領域は重なっても構わない。
モード (任意)
判定する際のモードを指定する。次のうちどれか1つを選ぶ:

  • all ― 領域内の全てのブロックが判定される
  • masked ― 判定元の領域内の空気ブロックは、判定先の領域ではどのブロックでもかまわない。(要するに、空気以外のブロックが合致していればいい)

指定しない場合はallになる。

実行結果

引数が正しく指定されていない場合、複製元の領域の体積が524288ブロックより大きい場合、複製元の領域と複製先の領域内のブロックが合致していない場合、領域のどちらかまたは両方が描画されていない場合は失敗する。

成功すると、チャット欄に合致したブロックの数が表示される。(ここで表示されるのは、allモードの場合は領域内の全ブロックの数、maskedモードの場合は空気ではないブロックの数) また、レッドストーンコンパレーターを接続している場合は強度1の信号を出す。このことを利用して、「あの場所に同じ順番でブロックを置くと何か起こる」といった仕掛けが作れる。

使用例

  • /clone 0 0 0 5 5 5 10 10 10 0,0,0から5,5,5までの範囲のブロックが、10,10,10から15,15,15の範囲のブロックに合致しているか判定する

tickingarea

tickingareaコマンド 常に読み込まれる範囲を追加・削除する
OP権限 必要
コマブロで実行 可能
適用対象 ブロック

構文

指定した四角い領域を新しい読み込み範囲として追加する
/tickingarea add <始点x y z> <終点x y z> [名前]
指定した丸い領域を新しい読み込み範囲として追加する
/tickingarea add circle <中心x y z> <半径> [名前]
指定した名前の読み込み範囲を削除する
/tickingarea remove [名前]
指定した座標が含まれる読み込み範囲を全て削除する
/tickingarea remove <座標x y z>
全ての読み込み範囲を削除する
/tickingarea remove_all
読み込み範囲の一覧を表示する
/tickingarea list [all-dimensions]

引数

※読み込み範囲はチャンク単位で決めるので、高さは関係ない。つまりY座標に意味は無いが、コマンド内ではY座標も書く必要がある。どんな値を書いてもいいが、データ上は0として保存される。

始点x y z終点x y z
追加する領域の向かい合う角の座標を指定する。
中心x y z
追加する領域の中心の座標を指定する。
半径
中心x y zを書いて場合は必要。追加する領域の中心からの半径を、チャンク数として指定する。1以上4以下でないといけない。
名前
読み込み範囲の名前を指定する。日本語は使えない。スペースを使った場合は全体を””で囲む必要がある。
座標x y z
削除する読み込み範囲が含む座標を指定する。

実行結果

引数が正しく指定されていない場合、11個目の読み込み範囲を追加しようとした場合、作成しようとした読み込み範囲が100チャンクより大きい、もしくは丸い範囲の場合半径が1チャンクより小さいまたは4チャンクより大きい場合、既に使われている名前で読み込み範囲を追加しようとした場合は失敗する。

成功すると:

  • add : 指定した領域を含む全てのチャンクが読み込み範囲に追加される (指定した四角い領域がそのまま読み込み範囲になるわけではない。読み込み範囲はチャンク単位で決まる)
  • add circle : 指定した座標を中心とした、指定したチャンク数を半径とする円の範囲を含む、全てのチャンクが読み込み範囲に追加される
  • remove : 読み込み範囲を削除する。名前を指定した場合は、指定した名前の読み込み範囲だけを削除する。座標x y zを指定した場合は、その座標を含む全ての読み込み範囲が削除される
  • remove_all : 現在定義されている全ての読み込み範囲を削除する
  • list : 現在のディメンションの読み込み範囲の一覧を表示する。後ろにall-dimensions(そのまま書く)引数を付けた場合は、全てのディメンションの読み込み範囲の一覧を表示する。一覧内の座標は、四角い範囲の場合は範囲の端の座標、丸い範囲の場合は中心の座標を表している

使用例

  • /tickingarea add circle ~ ~ ~ 2 Homebase : 自分を中心とした半径2チャンクの範囲に「Homebase」と名付けて読み込み範囲に追加する
  • /tickingarea remove “world spawn” : 「world spawn」という名前の読み込み範囲を削除する (スペースが含まれているため””が必要)
  • /tickingarea list all-dimensions : 全てのディメンションの読み込み範囲一覧を表示する

time

timeコマンド ワールドのゲーム内時間を設定・取得する
OP権限 必要
コマブロで実行 可能
適用対象 ワールド

構文

指定した値だけゲーム内時間を進める
/time add <時間>
指定した値にゲーム内時間を設定する
/time set <時間>
指定した種類のゲーム内時間を取得する
/time query <種類>

引数

時間
追加する、または設定するゲーム内時間の値を書く。0以上2147483647以下である必要がある。

setモードの場合は

  • day(1000)
  • noon(6000)
  • night(13000)
  • midnight(18000)
  • sunrise(23000)

と書くことも出来る。

種類
取得する値の種類を指定する。以下のうち1つを選ぶ:

  • daytime : 日の出からの時間
  • gametime : ワールドを生成してから進んだ時間
  • day : ワールドを生成してから進んだ日数

実行結果

引数が正しく指定されていない場合は失敗する。

成功すると:

  • add :指定した値のぶんだけゲーム内時間が進む
  • set : ゲーム内時間が指定した値に変更される
  • query daytime : 日の出からの時間が表示される
  • query gametime : ワールドを生成してから進んだ時間が表示される
  • query day : ワールドを生成してから進んだ日数が表示される

使用例

  • /time set 1000 または /time set day :ゲーム内時間を1000に変更する
  • /time add 24000 : ゲーム内の日付を一日進める

title

titleコマンド 画面上のタイトル文字を管理する
OP権限 必要
コマブロで実行 可能
適用対象 プレイヤー

構文

指定したプレイヤーのタイトルを消去する
/title <ターゲット> clear
指定したプレイヤーのタイトルの設定をリセットする
/title <ターゲット> reset
指定したプレイヤーのタイトルとサブタイトルの表示時間を設定する
/title <ターゲット> times <フェードイン時間> <表示時間> <フェードアウト時間>
指定したプレイヤーのサブタイトルの内容を変更・設定する
/title <ターゲット> subtitle <テキスト>
指定したプレイヤーのメインタイトルの内容を設定し表示する
/title <ターゲット> title <テキスト>
指定したプレイヤーのアクションバーにテキストを表示する
/title <ターゲット> actionbar <テキスト>

引数

プレイヤー
タイトルを表示するプレイヤーを指定する。プレイヤー名もしくはターゲットセレクターでないといけない。
テキスト
画面上に表示するタイトルの内容を書く。Java版のようなJSON文書は使えないので、装飾するには看板のように§(セクション)記号を使う必要がある。 (つまり、Java版用のタイトル生成ツールを使っても、BEにはJSONがそのまま表示されてしまうということ)
フェードイン時間表示時間フェードアウト時間
タイトルがフェードインする時間、不透明な状態で表示される時間、フェードアウトする時間をゲーム内tick数で指定する。20で1秒である。-2147483648から2147483647の間の数値しか指定できないが、0未満の数は0として扱われる。指定しない(またはリセットされた)場合は、10(0.5秒)、70(3.5秒)、20(1秒)になる。

なお、actionbarモードで表示するアクションバーのタイトルの表示時間は変更できない。

実行結果

引数が正しく指定されていない場合、プレイヤーが見つからない場合は失敗する。

成功すると:

  • clear : 指定したプレイヤーの画面のタイトルを消去する。そのプレイヤーに現在タイトルが表示されていない場合は効果がない
  • reset : 指定したプレイヤーに設定されているサブタイトルと表示時間をリセットする
  • times : 指定したプレイヤーの、現在表示されている、もしくはこれから表示するタイトルのフェードイン・表示・フェードアウト時間を設定する
  • title : 指定したプレイヤーにタイトルを表示する、もしくは現在表示されているメインのタイトルを変更する。表示したら、設定されているサブタイトルは空白にされる(表示時間等はリセットしない)。つまり連続してtitleモードを実行するとサブタイトルは消える
  • actionbar : 指定したプレイヤーのアクションバー(手持ちバーの上のテキスト)にテキストを表示する、もしくは現在のアクションバーの内容を変更する

使用例

  1. /title @a times 22 90 28 : 全てのプレイヤーのタイトルのフェードイン・表示・フェードアウト時間を1.1秒・4.5秒・1.4秒に設定する
  2. /title @a subtitle §5極道脅迫!体育部員たちの逆襲 : 全てのプレイヤーに「極道脅迫!体育部員たちの逆襲」というサブタイトルを設定する
  3. /title @a title 第一章 : 全てのプレイヤーに「第一章」というタイトルを設定して表示する。と同時にサブタイトルも表示される
  4. これでサブタイトルがリセットされてしまうので、もう一度同じタイトルを表示したい場合は、もう一度/title @a subtitle §5極道脅迫!体育部員たちの逆襲を実行する必要がある

文字を装飾する記号の詳細な解説はこちら

BEで文字を装飾する記号の解説記事
PEチャット看板装飾
https://mcthnk.com/45110202/

文字を太字にしたり、斜体にしたりなど、様々な装飾をする方法はこちら▲の記事にまとめている。

toggledownfall

toggledownfallコマンド 天候を切り替える
OP権限 必要
コマブロで実行 可能
適用対象 ワールド

構文

天候を切り替える
/toggledownfall

実行結果

常に成功する。天気が晴れの場合は、バイオームによって雨か雪のどちらかが発生する。雨か雪が降っている、または雷雨の場合は、晴れになる。weatherコマンドによって天候は上書きできる。

tp

teleportコマンドのエイリアス(代替)。解説はそちらを参照してほしい。

transferserver

transfersserverコマンド サーバーに接続する
OP権限 不要
コマブロで実行 可能
適用対象

構文

サーバーに接続する
/transferserver <サーバー> <ポート>

引数

サーバー (必須)
接続するサーバーのアドレスを指定する。数字のアドレスの場合はダブルクオーテーションで囲まなければならない。例:“123.456.78.9”
ポート (必須)
サーバーのポート番号を指定する

実行結果

インターネット接続がなかったり、アドレスが間違っていたり、サーバーが存在しなかったり、サーバーがオフラインだった場合は失敗する。

成功すると、現在のサーバーから切断し、指定したサーバーに参加する。

w

tellコマンドのエイリアス(代替)。解説はそちらを参照してほしい。

weather

weatherコマンド 天候を設定する
OP権限 必要
コマブロで実行 可能
適用対象 ワールド

構文

ワールドの天候を変更する
/weather <天候の種類> [秒数]

引数

天候の種類 (必須)
天候を指定する。以下のうち1つを選ぶ:

  • clear : 晴れになる
  • rain : 温暖なバイオームでは雨に、寒いバイオームでは雪になる
  • thunder : 温暖なバイオームでは雷雨に、寒いバイオームでは雷雪になる
秒数 (任意)
指定した天候が続く時間を、秒数で指定する。1以上1000000以下でないといけない。指定しない場合は、6000tick(300秒)から18000tick(900秒)の間にセットされる。

実行結果

引数が正しく指定されていない場合は失敗する。

成功すると、指定した秒数の間天候を変更する。

使用例

  • /weather clear 1200 : ゲーム内時間で1日(24000tick)晴れにする
  • /weather rain : 雨か雪を降らせるが、いつ終わるかは自然に任せる

一応weatherコマンドの詳しい解説は書いてます

時間と天気を変更するコマンドの使い方

https://mcthnk.com/pe-time-weather-command-guide/

weatherコマンド、それからtoggledownfallコマンド、timeコマンドについての詳しい解説はこちら▲の記事にまとめている。

wsserver

wesserverコマンド WebSocketサーバーに接続する
OP権限 必要
コマブロで実行 可能
適用対象

構文

WebSocketサーバーに接続する
/wsserver <サーバーURI>

引数

サーバーURI (必須)
接続するWebSocketサーバーのURI(Uniform Resource Identifier)を指定する。

実行結果

WebSocketサーバーに接続できなかった場合は失敗する。

なお、このコマンドは主に教育版で使われるらしく、生徒の端末からサーバーに接続して、サーバーからメッセージを送信して指導するみたいな使い方がされるらしい。要するに普通に遊んでたら使わないコマンド。

xp

xpコマンド プレイヤーの経験値を追加・削除する
OP権限 必要
コマブロで実行 可能
適用対象 プレイヤー

構文

指定したプレイヤーの経験値ポイントを増やす
/xp <経験値の量> [プレイヤー]
指定したプレイヤーの経験値レベルを増やす・減らす
/xp <経験値レベル>L [プレイヤー]

引数

経験値の量
プレイヤーに与える経験値の量を指定する。0以上2147483647以下でないといけない。
経験値レベル
Lを付けた場合は、ポイントではなくレベルを増やす。マイナスの値を書くことでレベルを減らすことが出来る。
プレイヤー (任意)
経験値を増やすプレイヤー、もしくは経験値レベルを増やす・減らすプレイヤーを指定する。指定しない場合はコマンドの実行者がターゲットになる。コマンドブロックではこの引数は必須。

実行結果

引数が正しく指定されていない場合、プレイヤーが見つからない場合は失敗する。

成功すると、経験値ポイントを与える、もしくは経験値レベルを与える・減らす。経験値が0を下回ることはない。

使用例

  • /xp 7 : 自分の経験値ポイントを7増やす
  • /xp -3L : 自分のレベルを3減らす
  • /xp -2147483648L @a : 全員の経験値レベルを強制的に0にする

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マイクラ思考編集部
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4件のコメント

  1. あいうえおえ
    2017年10月16日
    お疲れ様です
  2. aiueo700
    2017年10月16日
    アメリカIPからこんにちは。投稿乙であります。いつも更新楽しみにしています
  3. tam
    2017年11月28日
    titleコマンドの使用例で草
  4. kamata
    2017年12月10日
    今更ですがtestforblocksの使用例がcloneになっていますよ。

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